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2004年01月19日更新

sinn903st&ol01.jpg

マスターズトーク

-Sinn.903.ST.GLにクロノメーター認定書?-と-Sinn.903.PL.GL.24-について-

-Sinn.903.ST.GLにクロノメーター認定書?-

マスターズトーク第19回目の掲載内容は、昨年2003年にドイツにあるジン本社に訪問しました時のモデルについて、ともう一点は2004年の年始のご挨拶のお電話にて紹介頂きましたモデル2点について掲載致します。

まず、昨年2003年にドイツ、ジン本社に訪問しました時の内容は“-ポール・ピコ、ハンハルト、ジン本社訪問記-”にて掲載しておりますので省略すると致しまして、今回は最終日に訪れましたジン本社の社内工房の見学を午前中に終へ、午後よりはローター・シュミット氏の社長室にて軽いケイタリングの食事を取って頂き、今後の商品についてと、ある企画によるスペシャルモデルの内容などを話し致しました。
そして、最後に今回ご紹介のモデルでもある“903.ST.GL”についてのお願いを致しました。

ジン本社訪問の前にお客様より『903.ST.GLがどうしても欲しいのですが、どうにもならないでしょうか?』と現在までのSinnに対する思いと、お持ちのコレクションの内容などを伺っており、『何とかして貰えるようにお願いしてみます。しかし、期待しないで下さいね。』という経緯もあり、そう言った話をシュミット氏も聞いて下さり、『では3本だけなら何とかしましょう。』ということで、お受け頂けました。

私はてっきり、ストックがあるものだと思っていたところ、伺いますと製品としてはもう無いとのことで、『ムーブメントをケースに搭載するのですが、出荷可能なムーブメントから探します。』ということで、非常に感激しておりました。

そして約3ヶ月後、ジンの修理部には生産終了モデルの修理用パーツもストックされていたので、私はそのパーツで組上げて頂き、調整後お送り頂けたものだと思っておりました。

しかし、今までには附随していない封筒が付いており、そちらには【903.ST.GL】と【クロノメーター証書】そして、シリアルナンバーである【Serial No.903.10698】とムーブメントナンバー【Movement No.4526349】とが印刷された“PX INCORPORATED”とプリントされた封筒の中に入れられたクロノメーター認定書とそのモデルとが2セット同送されて来たのです。

早速PXの担当の方にこのモデルのいきさつを伺いますと『今までに903でこのようなクロノメーター認定書のついたモデルが入荷して来た経緯がございませんので、なぜかは解りません。
ただ恐らく、クロノメーター認定の期日から推測しますと、25/10/1997と記載されていましたので、嘗て当時にクロノメーターを取得して保管していたデッドストックムーブメントを今回の3本に使われたのでは無いかと思われます。
勿論メンテナンスは行われていますよ。』とのことでした。

当店に入荷して来ましたのはその内の2本でスペック上は市販モデルと変わらないようですが、確かにクロノメーター認定書には認定日を表す【25/10/1997】と発行場所及び発行日を示す【La-Chaux-de-Fonds,le-den-el-the 27/10/1997】と印刷されておりました。
勿論その内の1本はお客様のところへ嫁いで行き、もう1本が今回掲載致しましたモデルです。

-Spec-
モデル:Sinn.903.ST.GL[クロノメーター取得モデル]
ケース:直径41mm、厚さ13.5mm
ケース素材:ステンレススティール
ベルト:シャークスキンレザーストラップ/22mm
風防:ミネラルガラス
ムーブメント:Lemania1873(17石・手巻き 21600/h)クロノグラフ/防水・耐圧3気圧/両方向回転式速度計算尺表示ベゼル
裏蓋:スナッチバック/シースルーバック(ミネラルガラス)
付属品:ベルト調整工具、クロノメーター認定書
[参考出品]

-Sinn.903.PL.GL.24について-
Sinnの903シリーズの手巻式モデルでもう一点、惜しまれながら、こちらも廃盤となったモデルに“903.ST.GL.24”というレマニアキャリバーCal.1877搭載の24時間表示モデルがあります。
知られています殆どのモデルがステンレススティールですが、かつてはSinn.903.PL.GL.24というゴールドカラーケースのモデルもございました。
このモデルは1994年頃から1996年頃まで生産されていたモデルで、現在のカタログはカラーですが、以前は白黒のカタログで、各モデルの赤くマーキングされているところだけカタログ上も同じように赤くプリントれており、その印象が強いので実物のイメージの想像が付き難かったのを記憶されている方も多いと思います。
1994年から1996年のあいだの年の1995年頃には903J.ST.GLや903J.ST.GL.24というブルー文字盤のジン社創立35周年モデルが発表になり話題となりました。
その時期に文字盤やケースの変更もあり、ちょうど過渡期の時期だったようで、現行モデルの裏蓋には【Sinn903.**** DIE NAVIGATIONSUHR・ANTIMAGNETISCH・STOSS-SICHFR・EDELSTAHL】と打刻されていますが、Sinn.903.PL.GL.24には【NAVIGATIONSUHR】と固体番号を表す【4180390】そして【Sinn】と打刻されているだけです。
また、文字盤でも良く知られています、Sinnのロゴの“S”マークの形状の違いや、24時を示す位置が12時位置に配置されていることなどが挙げられます。
最近まで一般に流通していた現行モデルには、通常文字盤の12時の位置に12時表示の文字盤のモデルが主流だったようですが、嘗ては文字盤の12時の位置に24時表示が主流だったようです。初期モデルでは12時の位置に12時表示の文字盤のモデルだったようで、これは文字盤メーカーの供給量により異なっていたようで、Sinn社としても殆ど意識していないところのようでした。
これには、かつてSinn社社長であったヘルムート・ジン氏が1970年頃のクォーツショックにより倒産に追いやられたかつてのブライトリングのコスモノートなどの版権を買い、Sinnのモデル903として生産に至った経緯にもよるところにあるようです。
今回このモデルは、(株)PXより2004年の年始の挨拶の電話の折、『Sinn社の金庫に偶然眠っていたモデルですが、要ります?』とのことでオーバーホール後、送られて来たモデルです。

-Spec-
モデル:Sinn.903.PL.GL.24
ケース:直径41mm、厚さ13.5mm
ケース素材:ステンレススティール(ゴールドプレイティング)
ベルト:ブラウンカーフレザーストラップ/22mm
風防:ミネラルガラス
ムーブメント:Lemania1877(17石・手巻き 21600/h)クロノグラフ/防水・耐圧3気圧/両方向回転式速度計算尺表示ベゼル
裏蓋:スナッチバック/シースルーバック(ミネラルガラス)
付属品:ベルト調整工具
[参考出品]

Catalog01.jpg1990年代頃の(株)PX発行正規品カタログの表紙。シンプルであり実用的。まさにドイツ製工業製品のイメージCatalog02.jpg正規品カタログの中頁。白黒なのでステンレスとゴールドの色の違いが解りに悔いsinn903st&ol01.jpgTOPバナーに使ったオリジナル画像
sinn903st&ol02.jpg今となってはゴールドの903.PL.GL.24もなかなか風格があって○sinn903st&ol03.jpg903.ST.GLのケース裏蓋にはモデル番号や対衝撃性に対する内容等刻印されているが、それ以前の製造モデルには、あまり詳しく刻印されていないsinn903st&ol04.jpgレマニアCal.1877
sinn_cosc01.jpgこのCOSC認定書が附随していたEnvelope_01.jpgこの(株)PXの封筒にCOSC認定書入れられて附随していた4526349_01.jpg拡大部分がこのムーブメントの固体番号
sinn_hikaku01.jpg右画像が旧タイプ“Sinn”のロゴ、左画像が現行“Sinn”のロゴ