-マスターズトーク スペシャル-
-2004年バーゼルワールド紀行-

2004年07月27日更新

 

photo01
photo02
photo03
photo04
photo05
photo09
photo10
photo11
photo12
photo13
photo14
photo18
photo19
photo20
photo21
photo22

今年のバーゼルワールドは昨年に比べると多かったように感じました。やはり今年はSARSやイラク戦争への影響が無かった為だったのでしょう。

また今年は昨年とは違いチューリッヒへの国別パビリオンの別会場を中止し、一本化をはかりホール6を新設し隣接させることで、今年の動員に期待を寄せていたように感じました。

今年の傾向としては、少し小振り?(標準サイズ)に戻ったようなモデルも良く見受けられたように思います。やはり一般的な話題としてはロレックス コスモグラフに豹柄のモデル(コスモグラフ レパード)が発表されたことでしょう。[2004_photo02]
またホワイトゴールドモデルのコスモグラフにブレスレットモデルが発表されました。[2004_photo03]
通常モデルではターノグラフが一新され発表されました。[2004_photo04]
恐らく、“ターノグラフ新旧対決!”などのタイトルで賑わうのかもしれませんね。
とにかく今年のロレックスはNewモデルも比較的多い年だったようです。

また今回のNewモデルより文字盤内のケース内側のケースリングに“ROLEX”のロゴと固体ナンバーを示す数字も刻印されるようで、ブレスレット部のフラッシュフィットカンを外さなくても固体番号が確認出来るようになりました。[2004_photo05]
その他ではタグホイヤーが“MONACO V4”という車のエンジンをイメージして作られたベルト駆動式のモデルを発表したり、今年のブライトリングのブースの演出は中釣りスピットファイヤーからベントレーに変わっており、モデルも昨年の大振りのベントレーから小さいサイズも追加で発表されたようで、趣向をこらしたモデルを発表するメーカーやケースのサイズを大振りから小振りへと戻すメーカー、もしくは記念モデルとしてリリースされるメーカーが目立ったように思います。


次はノモスです。技術開発責任者のティエリ−氏に再開し、これからのノモスとティエリ−氏が考えておられる開発予定の機講などを伺いながら、今年の新作を見せて頂きました。

photo06
photo07
photo08
photo15
photo16
photo17

[2004_photo06][2004_photo07][2004_photo08]
ちょうど今年は、2002年に大沢商会のノモス担当の方にタンジェントのブラックダイアルということで当店のオリジナルモデルを依頼致しましましたが、『いずれそのモデルは発表する予定です。』ということで、実現しなかったそのモデルが、今年リリースされる事になりました。これからのノモスとティエリ−氏の開発される機構やその機構を搭載するモデルに注目が集まる事でしょう。


次はゼニスのブースです。[2004_photo09]
今年のゼニスもプレバーゼルワールドが国内で開催され、殆どの2004年リリースモデルを掲載致しましたが、追加で1型リリースされました。44mmケースのグランドクロノマスターにビックデイトを搭載したモデルで、現行の44mmケースではなく、サファイヤガラスも膨らみを増し、ケース厚も薄過ぎず厚過ぎず、またケースベゼルもラグと同じマット仕上げで、ハードな印象に仕上がっていました。[2004_photo10]


次は昨年より販売を開始しましたクロード・メイランです。[2004_photo11]
今回はK18WGのケースにヴァルジュー23を搭載した、スケルトンの文字盤にシースルーのスクリューバック式ケースに納まったクラシカルなモデル《CLAUDE MEYLAN Ref.8580 K18WG》[2004_photo12]と、もう一つはレマニア1873を33.5mmのK18GPのシースルーバックケースに納めた、クロード・メイラン販売元オリジナルモデル《Berney Ref.L860 K18GP》[2004_photo13]の2本が入荷してきました。
どちらも価格以上の仕上げでコストパフォーマンスにすぐれた魅力あるモデルです。次はアカデミーのブースです。[2004_photo14]
今年もアカデミーは賑わっており、と言うか今年も注目ブースの一つだったのでは無いでしょうか。

今年はヴィアネイ・ハルター氏とフィリップ・デュフォー氏がアカデミーのブースを出て、2人共同でブースを構え出展していました。二人は中が良いので頷けます。[2004_photo15]

フィリップ氏はシンプリシティのケースにダイヤモンドをセッティングしたモデルが追加発表され、ヴィアネイ氏はクラシックのムーブメントの受け板の仕上げを新しくして、ローターのセンター受けの形も変更されたモデルが発表されました。これからのクラシックはこの仕様になるので、新しい仕上げに人気が集まるのか、やはり初期の仕様に人気が集まるのかどちらにしても絶対数が少ない状況は変わりません。もう少し生産量が増える事を願っております。[2004_photo16]

今回はヴィアネイ氏とマーケティング担当のマ−ク氏とオーパス3や現行モデルのケースのデザインを担当するフィリップ・マーリッツ氏と記念写真を撮りました。[2004_photo17]

またその他のアカデミーでは、2つのトゥ−ルビヨンのキャリッジを斜30度に傾けながらゲージを廻すというトゥ−ルビヨンを発表した若き時計師《[GREUBEL FORSEY]グリューベル・フォルセィー》トゥールビヨンキャリッジで地球上の重力をより軽減させ、尚かつ30度傾けることによりより一層重力の影響を軽減させるという、とんでもない構造のようで、内側のトゥールビヨンキャリッジが60秒で一周し、外側のトゥールビヨンキャリッジが4分で一周するように設計されています。[2004_photo18][2004_movie.MOV]

そしてもう1人はドイツ人時計師で、一見普通の9時位置スモールセコンドのパワーリザーブインジケーター付き三針モデルのようですが、パワーリザーブインジケーター表示、上の部分に“H”“M”“S”という表示があり、リューズを一段引くとインジケーター針が“Hour”を表す“H”を指し、短針のみの操作が可能になります。
もう一段引くと、次は“Minute”を表す“M”を指し、今度は長針のみの操作が可能になり、そして最後にもう一段引くと、“Second”の意味を表す“S”を指し、秒針停止装置(ハック機構)が働くようになるようです。[2004_photo19]
また裏側から見ると特殊なテンワ(Recessed Screw Balance)の形をしており、恐らく温度さによりヒゲゼンマイとテンワの相互性能により調速を補正する切りテンプと同じ働きをするものだと思われます。[2004_photo20][2004_photo21]

しかも調速機を他の誤操作を避ける為に仕舞い込み、また調整し易いようにも考慮された機構を開発するなど、文字盤デザインや受け板の仕上げなどはシンプルながら非常に興味深くこれからが楽しみな1964年生まれの時計師、《[Volker Vyskocil]ヴォルカー・ヴィスコシル》氏が製作する《Vyskocil》というブランドで出展していた時計師の時計も今年の注目の一つです。[2004_photo22]
ちょうどブースの一番左側にはアジア人初のアカデミー“キュー・タイ・ユ”氏もおられたので一緒に写真をお願いしました。

photo22*

[2004_photo22*]
昼食抜きで一気に廻ったのですが、途中のブース内ではカナッペのような軽食を頂きながらでしたので、助かりました。



マスターズトークトップへ